貸切風呂の大野木荘

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静岡・梅ヶ島で紅茶づくり体験|オリジナルのチャイも作れる癒しの工房

2025年5月29日

 

「忘れられない一杯に出会える、静岡・梅ヶ島の自然あふれる紅茶工房へ」

梅ヶ島紅茶

⛰ かつて、徳川家康公も愛した静岡本山茶の発祥地「足久保」から北方面へ、梅ヶ島は安倍川上流に位置する由緒ある緑茶の産地です。

標高600mを超える山あいの清らかな水と寒暖差のある気候が、香り高くまろやかな緑茶を育んできました。

梅ヶ島のお茶畑

そんな梅ヶ島の茶葉を使い、現地で紅茶・チャイ作りを体験できる工房「梅ヶ島くらぶ 紅茶体験工房」があります。

梅ヶ島くらぶ:チャイづくり体験の完成品

今回は、梅ヶ島で温泉旅館を営む幣館「大野木荘」のスタッフが、梅ヶ島くらぶ・紅茶体験工房にお邪魔して、「紅茶づくり」「チャイティーバッグづくり」を体験してきましたので、詳しくシェアさせていただきます。

梅ヶ島くらぶ:チャイづくり体験の様子

💡 緑茶の葉が手揉みや発酵などの作業工程を経て紅茶へと変わる過程は、驚きと学びのある貴重な体験となり、自分の手でお茶を生み出す感動と、自然に癒されるひとときを味わうことができました。

😊 旅の記憶とともに、世界にひとつの一杯を手にしてみませんか?

🚗梅ヶ島は、静岡市葵区の北部、山間に広がる自然豊かな地域で、市街地から車でおよそ1時間。

梅ヶ島新田温泉黄金の湯:道路沿い入り口の様子

⛰ 標高500m〜1000mの山間地に広がる梅ヶ島は、静岡市街地から車で約1時間の距離にありながら、四季折々の自然に恵まれた静かなエリアです。

とくに春から秋にかけては、「梅 → 桜 → 新緑 → 紅葉」といった四季の移ろいゆく風景が、訪れる人の心を和ませてくれます。

また、梅ヶ島は湯治場の歴史を持つ温泉地としても知られ、自然、温泉、お茶という静岡の魅力が一度に味わえる“奥座敷”として、県内外からの注目も高まっています。

■「梅ヶ島くらぶ」とは?施設紹介と運営の想い

「梅ヶ島くらぶ 紅茶体験工房」は、梅ヶ島温泉の中心にある道の駅「黄金の湯」の敷地内にあります。

🍵 運営するのは、梅ヶ島産の茶葉を使い、この地で初めて紅茶・チャイのオリジナル商品を産み出した「梅ヶ島くらぶ」です。

梅ヶ島くらぶ紅茶体験工房の外観

この工房は、地域の自然や茶文化の魅力をより多くの人に伝える拠点として開設され、週末を中心にオープンしています。

体験を目的とした方はもちろんのこと、梅ヶ島を訪れた方がふらりと立ち寄って、香り高い紅茶やチャイを楽しみながら、のんびりとひと休みできる場所としても親しまれています。

梅ヶ島くらぶ紅茶体験工房の外観

所在地静岡県静岡市葵区梅ヶ島5342-1
(黄金の湯・敷地内の裏庭)
Google Map
電話番号080-3711-3112
(受付時間:平日9:00~17:00)
公式サイトhttps://umegashima.love/

工房内は広々としており、木の温もりが感じられるテーブルやインテリアに囲まれて、気負わずのんびりと過ごせる空間が広がっています。体験がなくても、休憩やドリンクメニューを楽しみに立ち寄るだけでも十分訪れる価値があるスポットです。

梅ヶ島くらぶ紅茶体験工房の広々とした建物内

🍷 王道の梅ヶ島紅茶、スパイス香るチャイラテに加え、炭酸で割ったチャイソーダ、チャイシロップをかけたアイスクリームなど、ここでしか味わえないオリジナルメニューの数々も楽しめます。

梅ヶ島くらぶチャイシロップを使ったスイーツ

静岡・梅ヶ島の自然と茶文化が溶け合った癒しのひとときを、この場所でぜひ体感してみてください。

なぜ、紅茶づくり・チャイづくり体験が注目されるのか

旅先での体験に「ものづくり」や「癒し」を求める人が増えている現代、手間をかけてお茶を作るプロセスは、多くの人の心を惹きつけています。

☕️ 紅茶づくりは、萎凋(いちょう) → 揉捻(じゅうねん)→ 発酵 → 乾燥 → 袋詰めまでの工程を通して、緑茶が紅茶に変化するプロセスを体感でき、茶葉に直接触れながら科学的な変化と香りの変化を五感で楽しめる体験です。

梅ヶ島くらぶ紅茶づくり体験の様子:手作業での揉捻工程

🍹 チャイティーバッグづくりは、好みのスパイスを選んで茶葉とブレンドし、香りに癒されながら自分だけの味を作る穏やかなクラフト体験です。リラックスした穏やかな気持ちで、創造性が磨かれるような感覚も味わうことができます。

どちらも完成品を持ち帰ることができ、旅の記念や贈り物としてもおすすめです。

🍵「紅茶って、緑茶の葉からできるの?」

そう思った方にこそ体験してほしいのが、この紅茶づくり体験です。

梅ヶ島紅茶

梅ヶ島産の緑茶の茶葉が、萎凋(いちょう)、揉捻(じゅうねん)、発酵、乾燥といった工程を経て、香り高い紅茶に変化していくプロセスは、まさに“学びと感動”の連続でした。

体験は、あらかじめ「萎凋(いちょう)」という工程を済ませ、下準備を終えた茶葉の状態からスタートします。

🌿 この工程では、収穫したばかりの200gの茶葉から水分を35〜40%ほど飛ばし、しおれさせます。これにより、葉の内部で酵素の働きが活性化し、紅茶づくりに適した状態へと近づけていきます。

梅ヶ島くらぶ紅茶づくり体験の様子:萎凋工程を済ませた茶葉

当日は、しっとりとした柔らかさを保った状態の茶葉が用意されていて、手に取った瞬間から茶葉の自然な香りと質感を楽しむことができます。

紅茶づくりの醍醐味といえるのが、揉捻(じゅうねん)作業です。本来は専用の機械で行う工程ですが、ここでは洗濯板を使って、あえて“手作業”でじっくりと時間をかけて行います。

梅ヶ島くらぶ紅茶づくり体験の様子:手作業での揉捻

茶葉を強く押しつぶすように揉むことで、細胞が壊れ、茶葉の酸化酵素が空気に触れ始めます。このとき、香りが徐々に変化していくのを自分の手で感じられるのは、手揉みならではの醍醐味です。

💪 大人でも30〜40分間の作業はなかなかの体力勝負ですが、無心になって茶葉と向き合うその時間には、どこか瞑想のような静けさも感じられました。

♨️ 揉捻が終わった茶葉は、発酵用の箱に移し、温度30℃、湿度90%の環境下で1時間半くらい発酵させます。

梅ヶ島くらぶ紅茶づくり体験の様子:
発酵作業

この時間は自由時間。茶葉がじっくり紅茶へと変わっていくあいだ、敷地内にあるレストランでのランチタイムや、日帰り温泉で自分自身もリフレッシュする時間として使えます。

✅ 工房内でそのまま体験できる「チャイティーバッグづくり」に挑戦するのもおすすめです。

発酵を終えた茶葉は、乾燥機に入れて約30分間、じっくりと乾燥させます。
この工程によって発酵が止まり、茶葉に含まれる香りや甘みがギュッと閉じ込められていきます。

梅ヶ島くらぶ紅茶づくり体験の様子:乾燥作業

乾燥工程後の茶葉は、初めに用意された200gから、最終的には約50gの完成品へと凝縮されます。

😲 仕上がりを見て、「あんなにたくさんあったのに…!」と驚く方も多いですが、これこそが本物の“手づくり紅茶”なのです。

梅ヶ島くらぶ紅茶づくり体験の様子:乾燥後の紅茶

ラベルや装飾を施し、世界にひとつだけの“自家製紅茶”が完成!旅の余韻を自宅でも楽しめます。

梅ヶ島くらぶ紅茶づくり体験の様子:完成した紅茶を袋詰めして完成

スパイスの香りに包まれながら、好きな組み合わせでブレンドできるチャイティーバッグづくりは、心が整うような癒しの時間。

梅ヶ島くらぶ紅茶体験工房の外観

ベースの茶葉は、香り高い紅茶と香ばしいほうじ茶から選べ、好みに合わせて“自分だけのチャイ”を作れるのは、想像以上に奥深い体験でした。

☕️ チャイティーバッグ作りでは、1包あたり4gの茶葉&スパイスを使い、全部で10包分を製作します。

ベースの茶葉は、紅茶・ほうじ茶のどちらかを選べるほか、紅茶5包+ほうじ茶5包という組み合わせもOK。

梅ヶ島くらぶ紅茶体験工房:チャイづくり体験の様子

紅茶ベースはまろやかでコクのある仕上がりに、ほうじ茶ベースは香ばしさとさっぱり感が引き立ちます。

飲むシーンや気分に合わせてベースを変えるのも、この体験の楽しさのひとつです。

🌿 選べるスパイスは、ジンジャー、カルダモン、シナモン、クローブの4種類。それぞれ個性豊かで、味や香り、効能も異なります。

ジンジャー:血行促進、消化促進、冷え改善

✅ ジンジャーには体を内側から温めてくれる作用があり、血行促進や新陳代謝のサポートに効果的とされています。冷え性が気になる方や、巡りを良くしたいときにおすすめのスパイスです。

カルダモン:消化促進、抗酸化作用、口臭予防

✅「スパイスの女王」とも呼ばれるカルダモンは、清涼感ある香りとほんのり甘い風味が特徴。胃腸を整えてくれる効果があり、口臭予防やストレス軽減にも役立ちます。

シナモン:血糖値の調整、血行促進、抗菌作用

✅ 甘くスパイシーな香りで人気のシナモンは、血糖値のバランスを整える働きがあることで注目されています。体を温めてくれる作用や、細菌の繁殖を抑える抗菌力もあり、健康と美容の両面で優秀なスパイスです。

クローブ:抗菌・抗ウイルス作用、鎮痛効果、消化促進

✅ クローブは力強い香りが特徴で、古くから漢方でも使われてきたスパイス。抗菌・抗ウイルス作用に優れ、風邪や感染症予防にもおすすめです。また、鎮痛効果や消化を助ける働きもあります。


💡 配合する割合も自由でOKです。好きなスパイスを多めに入れることで、味わいや効果にも個性が出て、自分だけのオリジナルチャイが作れます。

例えば、こんな組み合わせはいかがでしょうか?

リラックス&リフレッシュしたい:
カルダモン + シナモン

👉 甘くやさしい香りとスッキリ感のバランスが良く、午後のひと息におすすめ。砂糖やミルクとの相性も抜群で、万人受けする味わいです。

体を温めたい・冷えが気になる:
ジンジャー + シナモン

👉 冬場や冷え性の方に人気の温活ブレンド。甘めに仕上げると飲みやすく、朝のチャイにもぴったりです。

食後の消化を助けたい:
カルダモン + クローブ

👉インドでも定番の”消化チャイ”。スパイスの香りが口の中をさっぱりと整えてくれます。食後のお供に最適。

茶葉とスパイスは3:1の比率で配合します。はかりを使いながら、茶葉と選んだスパイスを丁寧に計量し、1包ずつティーバッグに詰めていきます。

😌 こぼさないように気をつけながら小さな袋に材料を詰める作業は、集中力を必要としますが、その分、手元に意識を向けることで自然と気持ちが整っていくのを感じられます。

梅ヶ島くらぶ紅茶体験工房:チャイづくり体験の様子

気ぜわしい日常を忘れ、五感をゆっくりと解きほぐしていくような、穏やかな時間でした。

🎁 最後は封をして、袋詰め。ラベルも自分で貼り、オリジナルのパッケージに仕上げていきます。自分で描いた絵を使ったデザインや、旅の思い出を書き込むのもおすすめ。

梅ヶ島くらぶ紅茶体験工房:チャイづくり体験で完成したオリジナルチャイ

こうして完成したチャイティーバッグは、飲むたびに“体験の記憶”を思い出させてくれる、世界にひとつだけのクラフトギフトになります。

💡「行ってみたい!」と思ったら、料金や予約方法をチェックしてみましょう。梅ヶ島の自然と癒しが、あなたを待っています!

梅ヶ島くらぶ紅茶体験工房の看板

🙏 梅ヶ島くらぶ・紅茶体験工房は、基本土日のみ営業となります。

■体験の料金と所要時間の目安

【紅茶づくり体験】
💴 料金:ひとりあたり3,500円(税込)
⏰ 所要時間:約4時間
(スケジュール①10:00〜14:00頃、②11:00〜15:00頃)
⚠️事前予約が必要です。(例年2〜4月頃、紅茶づくり体験は休止となります。)

💡 発酵は約1.5時間、乾燥は約30分の時間がかかるため、空いた時間で「チャイティーバッグづくり体験」に挑戦してみるのもおすすめです。

【チャイティーバッグづくり体験】
💴 料金:ひとりあたり2,200円(税込)
⏰ 所要時間:約1時間
(10:00〜15:00の間で来店予定時刻をお伝えください。)


■予約は電話 or 公式サイトからの受付

紅茶づくり体験は事前予約をお願いします。チャイづくり体験は当日受付も可能ですが、混雑状況によっては待ち時間が発生したり、不定期で貸切営業となっている場合も稀にありますので、ご注意ください。

【電話予約】📲 080-3711-3112
(受付時間:平日9:00~17:00)
😊「大野木荘のブログ記事を見たよ」とお伝えいただけると、記事執筆の励みになります。

【公式サイト】📩 お問い合わせフォームあり
 →リンクはこちら

✅ お問合せフォームでは、氏名、電話番号、メールアドレス、予約したい体験メニュー、希望日時、人数などを入力してリクエストを送信。折り返しスタッフより確認の連絡が届きます。

不明な点がある場合も、気軽に問い合わせができるので、初めての方も安心して利用できます。


梅ヶ島にお越しの際は、ぜひ「梅ヶ島くらぶ 紅茶体験工房」に立ち寄って、自分だけの紅茶やチャイを手づくりするひとときを楽しんでみてください。

きっと、心に残る旅の一杯になります。


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